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2010年11月 4日 (木)

古くて新しい最上川舟唄

山形放送 ラジオ局ラジオ制作部 植松 香織

山形県民の約80%が最上川流域に暮らしており、最上川は
「母なる川」として県民にとって非常に身近な存在です。

かつては源義経や松尾芭蕉も訪れていて、その最上川を観光船で
下る「最上川舟下り」は山形で人気の観光のひとつです。
県内外、海外からもたくさんの人が訪れます。そのクライマックスで船頭さんが歌うのが「最上川舟唄」。世界三大舟唄とも称され、県民のほとんどが知っている民謡です。

その舟唄、歌い継がれてきた「正調」に加えて、現在は外国語詞でも歌われるようになりました。英語、中国語(北京語)、韓国語の3バージョンを20代~70代の船頭全員がマスターしています。

民謡を外国語にすることに抵抗や苦労はなかったのでしょうか?
新しいものも柔軟に受けいれる船頭さんの人柄に触れてきました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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