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2008年8月 4日 (月)

昭和2年にアメリカから西予市に贈られてきた青い目の人形

南海放送 ラジオセンター 平田 瑛子

今から80年以上前にアメリカから日本に12,739体の“青い目の人形”が贈られました。

平和の架け橋として私たちが住む、愛媛県にも214体の人形が贈られ、子供たちは大喜びで迎えました。しかし、戦争が始まり“青い目の人形”は敵国のスパイとされ処分されてしまいます。

日本中のほとんどの人形が処分された中、この愛媛県には5体の人形が残りました。しかも、その内の3体は西予市という小さな町にあります。先月、その人形を取り上げたミュージカルを西予市で行いました。

劇団員と一緒に西予市民も出演し、地元の人々はこの人形が“西予市の宝物である”ということを再認識しました。当時人形を受け取った方や人形を大切に保管している小学校の子どもたちに話を聞き、ミュージカルの様子を交えて制作しました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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