« 2008年5月 | メイン | 2008年7月 »

2008年6月

2008年6月23日 (月)

甦れ! 佐渡の文弥人形

新潟放送 編成制作部 後藤 亜弥

「佐渡の人は、文弥人形に飽きてしまった。だから演じる方が工夫しなければならない。」

文弥人形遣いの西橋健さんは、そう言っていました。西橋さんは、今までにジャズや笛など、文弥節以外の音とコラボレーションしてきました。今回は、新たな試みとして、300年前に書かれた浄瑠璃本の再演にチャレンジしています。

しかし、楽譜もない状態からのスタート。三味線弾きの鶴澤浅造さんと共に、300年前にタイムスリップしながら、再現しています。

この二人のコラボレーションによって300年前の物語がどんな風に甦るかは、見ものです。

2008年6月16日 (月)

大宜味My Love 歌と野菜が生まれる場所

ラジオ沖縄 制作報道部 真栄城 正樹

沖縄本島北部、ヤンバルと呼ばれる自然豊かな地域のほぼ中央に位置する大宜味村(おおぎみそん)。

緑豊かなその村に農業を営みながらミュージシャンとして活動する夫婦「アイモコ」を訪ねた。東風平愛郎(こちひらあいろう)さんと友子さんがその人だ。

那覇市出身の愛郎さんと長崎県出身の友子さんは二年前の結婚を機に大宜味村に住に始めた。愛郎さんのご両親が那覇から移り住み農業を営んでいることもあって、若い二人は三十歳をすぎて、いきなり「ハルサー(農業をするという沖縄の方言)になった。

二年を過ぎた今でも修行の毎日。そして、彼らは「ハルサーミュージシャン」という新しいジャンルも開拓中で農業と音楽の両輪を回しながらマイペースで進んでいるようだ。

そんな二人が月に一度、地元大宜味村で無料ライブを開いている。「江洲」(えす)ファ-マーズマーケット」がその会場だ。地元の農家が自慢の農作物を持ち寄り格安で提供している場所にお客さんを呼びたい、との思いから開いたライブだったが、無農薬にこだわる上質の野菜とアイモコ人気の相乗効果で、毎月訪れる人が増えているという。

ファーマーズマーケットでのライブの様子を交え、アイモコの大宜味への思いを聞いた。

2008年6月 9日 (月)

青春を今に! 走る自動車博物館

今年で5回目を迎える「ジャパン・ヒストリック・カー・ツアー」、歴史を今に伝えるヒストリックカーや1970年代に一大ブームを巻き起こしたスーパーカーが全工程800キロを走破する日本最大級のラリーイベントです。

山梨県笛吹市の古屋正義さん、青春時代に乗っていたホンダS800を3年ほど前に購入し初参加しました。40年以上前の青春時代の思い出とともに愛車“エスハチ”が名だたる貴重な車と肩を並べて走ります。

古屋さんのハンドルを握る声からも喜びが伝わります。また、古屋さん以外の参加者も愛車に対する思い入れは深く、多くの方が青春時代の夢をかなえていました。

ホンダS800woはじめ、フェラーリ、ランボルギーニ、ロータスなど、それぞれ違う伝統のエンジン音を奏でています。

2008年6月 2日 (月)

森の水車

IBC岩手放送 ラジオセンター制作グループ 高橋 典子

岩手県の中でも山に囲まれた葛巻町江刈地区では地元のソバを使い、古い水車を利用して石臼を回して粉を挽き、地元のお母さんたちが打ってソバを作り店を出している。

この「森のそば屋」は、今では全国からお客がやってきています。山合いに響く素朴な水車の音と、地元の人たちのそばにかける気持ちを番組にしてみました。

取材した日も、平日にも関わらず、昼には店が客で一杯になり、行列ができるほどでした。交通の便も悪く、(盛岡から車で2時間近くかかります)小さな店ですが、全国のファンに支えられているようです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad