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2008年1月

2008年1月28日 (月)

日本一のバンドに迫る!

東海ラジオ放送 制作局報道部アナウンス課 川島 葵

去年10月、全国のミドル世代を対象としたアマチュアミュージシャンコンテスト「全国ナイスミドル音楽祭」が行われました。

1,160組の中からグランプリを受賞したのは、岐阜県中津川市のバンド「メイドインジャパン」です。地元の高校の同級生だった3人が結成し、今年で40年。メンバーは今年で58歳です。日本一のベテランバンド、その魅力に迫りました。

40年も続いていたら、様々なことがあっただろうと予想して行きましたが、「解散の危機もないし、特別なことはなにもなかった」との答え。日常生活にルールや目標がある分、バンド活動には決まりを作ってないとか。

ルールもなにもない、ただ楽しむだけの場所があってもいい。メイドインジャパンはそんなことを教えてくれました。

※取材中もメイドインジャパンの仲間たちが喫茶店に集まって、演奏やおしゃべりが始まり、学生時代の部屋にいるような雰囲気でした。

喫茶店裏に作ったというスタジオは和室を改造したもので、コタツも置いてあり、ここで曲を作っているそうです。まさに大人のたまり場でした。

2008年1月21日 (月)

瀬戸の海色、ビン入りラムネ

中国放送 RCCフロンティア制作部 角 賢直

番組の取材をしたのは、8月の初めのことでした。
呉駅前から出発する路線バスに揺られることおよそ2時間。私以外はすべて地元のお年寄りというバスの中で、私が降りるころには私だけになっていました。

そんな瀬戸内海の真ん中の過疎の町で、私が一番印象に残ったのは、青色とも緑色とも言えない海の色でした。

今回、取材したラムネ工場で、使われているビンもちょうどこの瀬戸内海と同じ色をしていました。

瀬戸内海とラムネビン。この2つをキーワードに番組を構成しました。

2008年1月14日 (月)

紬を支える竹筬(たけおさ)作りの今

南日本放送 ラジオ制作部 布袋 貴代江

手織りで一糸一糸織られていく「大島紬」。
細かな織りの作業は、織り手の技術と昔から受け継がれてきた機織り道具によって支えられてきました。

その一つが織りのかなめとなる「竹筬」。この「竹筬」も職人さんの手で作られてきましたが、機織の機械化や後継者不足で製作者が激減。

技術の担い手は、清永桂子さん1人になりました。以前は家族総出で機械を動かしていたという作業場も今は桂子さん1人。

ステンレス製の「金筬」の発注に応える中、使い勝手や仕上がりの良さなどから「「竹筬を…」という声も多く届きます。一人で続けるのは、「大切に使ってくれる人がいるから」。

大島紬を陰で支える道具と職人さんにスポットをあてました。

2008年1月 7日 (月)

都大路を駆ける想い

京都放送 ラジオ編成局編成グループ 山口 泰正

今年で第26回を迎える全国都道府県女子駅伝。
今でこそ、日本陸上競技のマラソンを中心とした女子長距離種目は、メダルを期待されるまでの種目に成長し、日本マラソンの男子はどうしたんだ?といわれることさえあります。

しかし、25年以上さかのぼると日本陸上競技の長距離は男子が世界でも優位に立っており、瀬古利彦、宗兄弟、中山竹通などの日本勢が有名大会ともなると海外選手を従え走る光景を良く見たものです。

そんな頃、京都では日本女子のレベルアップを切望する方々によって全国都道府県女子駅伝の構想がなされていたのです。

当初は、単純に駅伝といっても各県で陸上の競技人口の格差もあって一朝一夕には47都道府県がスタートラインに揃うことは難しいのではないかと想われていました。

そんな大会の立ち上げのころから京都陸上競技協会の立場で尽力されていた、京都陸上競技協会副会長、小山真吾さんに大会スタート時のエピソードや今後への想いをうかがいました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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