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2008年1月14日 (月)

紬を支える竹筬(たけおさ)作りの今

南日本放送 ラジオ制作部 布袋 貴代江

手織りで一糸一糸織られていく「大島紬」。
細かな織りの作業は、織り手の技術と昔から受け継がれてきた機織り道具によって支えられてきました。

その一つが織りのかなめとなる「竹筬」。この「竹筬」も職人さんの手で作られてきましたが、機織の機械化や後継者不足で製作者が激減。

技術の担い手は、清永桂子さん1人になりました。以前は家族総出で機械を動かしていたという作業場も今は桂子さん1人。

ステンレス製の「金筬」の発注に応える中、使い勝手や仕上がりの良さなどから「「竹筬を…」という声も多く届きます。一人で続けるのは、「大切に使ってくれる人がいるから」。

大島紬を陰で支える道具と職人さんにスポットをあてました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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