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2007年12月

2007年12月31日 (月)

地域の潤滑油~百人一首~

大分放送 ラジオ制作部 古川 能久

大分県大分市関の志生木地区に、全校児童69名の大分市立大志生木小学校がある。

この学校の安東校長先生は、赴任してきた約一年前からずっと“あいさつ運動”を行っている。安東校長先生は、通常のあいさつに加え、「百人一首」を詠んでもらうことにした。

子供たちの変化を見逃さないためと、「日本人の心」を感じてほしかったから。最近では、子供たちのみならず、朝の散歩途中の地域の方も一緒に詠むようになるなど、地域に広がりを見せている。

安東校長先生が毎朝続けている小さな取り組み、「百人一首」が、子供たちにどんな影響を与え、また、地域にどんな変化をもたらすのか?

2007年12月24日 (月)

百年の瞬間(とき)を刻む~おじいさんの大時計~

山形放送 ラジオ制作部 津川 道利

山形県山形市にある「文翔館」。
この建物は大正5年の完成でいっしょに作られた大時計は、90年以上たった今でも実働している。

その大時計のねじを巻く作業に実際に同行し、ふだん聞くことの出来ないねじを巻く音や、時計の歯車の時を刻む音などを取り上げた。

そして、この大時計のメンテナンスを引き受けている「枡谷二郎」さんに、引き受けたいきさつなどの話しをうかがった。

2007年12月17日 (月)

復活から伝統へ~三奈木砂糖物語~

RKB毎日放送 ラジオ制作部 吉田 勇樹

福岡県朝倉市の三奈木(みなぎ)地区には、江戸時代末期から伝わる「三奈木砂糖」が、毎年11月~12月にかけて作られます。

全国から問い合わせがあるほど人気の砂糖ですが、1960年代以降、安価な白砂糖に押され、一度は生産が途絶えてしまいます。

しかし、地元の味「三奈木砂糖」にこだわってきた、製菓店の社長(当時)、床嶋雅宜(まさよし)さんの熱意に押され、数名の農家が研究部会を結成。こうして、1982年に本格的な砂糖作りが復活します。

土地探しや生産高の不安定などの苦労を乗り越え、「地元の名品」としても復活します。しかし、長いときは、30時間以上も続く砂糖作りは体力的にハード。

それでも砂糖作りを手伝う仲間の支えもあって今年も砂糖作りは行われます。本編では、床嶋さんと、製糖が復活した時のメンバーの1人である篠原拓也さんに、復活から現在までのエピソードを製糖工場の雰囲気を交えながら伝えていきます。

2007年12月10日 (月)

よみがえった大黒座

南海放送 ラジオセンター 平田 瑛子

松山市から離れた自然豊かな里山、久谷地区。
旧土佐街道の要所として栄え、現在も四国八十八ヶ所札所を結ぶ遍路道である。この里が今、よみがえろうとしている。

地元の人々が集まり“古里再生”の中心となっているのは、芝居小屋「大黒座」。元酒蔵を再利用し、地域の人々の憩いの場として活躍している。

人が集まり、新たな文化の拠点となった「大黒座」は、今日も地元に元気を与えてくれている。

2007年12月 3日 (月)

未来を拓く くるくるエネルギー

富山県黒部市にある東洋ゼンマイ株式会社。
ここで製作されている「EKO観光ぐるぐるMAP」は、ゼンマイによる発電装置を用い、それ以外の動力を全く必要としない、画期的な商品です。

冨山県内はもとより、遠くは千葉県市原市の「市原ぞうの国」や、東京・池袋のサンシャイン60にも設置されている。

「ゼンマイ仕掛け」ということで、音を期待して取材したのですが、想像以上に静かで、逆に驚きがありました。もしかしたら近い将来、新エネルギーとして脚光を浴びる…かも。

PS. 元・録風担当幹事として
聴くのとやるのでは全く違うことを、今更ながら痛感しました。
ちなみに今作品が、私の処女作となりました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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