およそ800年間 変わらぬ製法で作られている阿波番茶
四国放送 編成制作部 新井 明美
「番茶」「晩茶」ともかく。昔は那賀川流域一帯が阿波番茶の一大生産地であったが、現在は相生町と上勝町の二町だけになりました。
2001年環境省の「かおり風景百選」にも選ばれた上勝町神田地区の神田茶(ジデンチャ)は、今も800年ぐらい前から受け継がれてきた伝統的製法で作られています。
無農薬栽培で乳酸菌が豊富で体い良いといわれています。しかし、生産者の高齢化が進み、後継者問題が深刻です。
何事も機械化される中、手作業で時間をかけて作られる神田茶は、郷土の名産として、これからも絶やしたくないとの思いで取り上げました。
生産者の武市 功さんを追って取材しましたが、その作業をみると、下級茶のイメージあった番茶が貴重な高級茶に思えました。
番茶の中でも神田茶は確かにおいしい。