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2005年2月

2005年2月28日 (月)

結婚披露宴の主役は余興

ラジオ沖縄 制作報道部 前川 英之

沖縄の結婚披露宴での楽しみは余興。

昔から芸能の盛んな地域だけあって、披露宴でも様々な余興が演じられます。

演じるのは、子供から大人、友人から親戚まで総動員です。そんな皆さんの頑張りを取材してみました。

※最近、新郎新婦がカラオケで歌いながら登場するケースは時々みられますが、オリジナルの曲をうたうのはまれです。しかも意外と上手かったのでびっくりしました。

2005年2月21日 (月)

よみがえる根津ピアノのメロディー

山梨放送 ラジオ制作部 小林 かおり

山梨には60歳から80歳後半の方が「根津ピアノ」と呼んで親しんでいたピアノがあります。

これは、東武鉄道や富国生命などを興した甲州財閥、根津嘉一郎が昭和一桁の時代に山梨の全ての小学校に寄贈した200台のピアノのことで、文房具も満足に与えられなかった時代に学校にやってきたピアノは当時の子供たちにとって初めて触れるものであり、宝物でした。

寄贈から70余年が経ち、いまや現存するものもわずかとなった根津ピアノ。その一台が山梨市の公民館に残っています。

今回の「録音風物誌」では、そのピアノがよみがえるまで、そして根津ピアノに寄せる当時子供だった人々の思いをまとめました。

2005年2月14日 (月)

女子高生・水中土木に挑む

IBC岩手放送 ラジオ制作部 中村 好子

太平洋に面した岩手県最北の町・種市町にある県立種市高校。

この高校の「海洋開発科」は潜水と土木を同時に学ぶことができる全国唯一の学科で、全国の海域で港湾工事や海底調査、沈没船引き上げといった水中作業に取り組むプロダイバーを養成しています。

実習の厳しさもあって、これまで男子生徒しかいなかった海洋開発科に、初めて女子生徒4人が入学したのは3年前の春でした。

十文字有香里(じゅうもんじ・ゆかり)さんもその一人。種市町伝統の「ヘルメット式潜水法」など男子生徒でもきつい実習を仲間と励ましあいながら乗り越えてきました。

3年生になり、今度は進路をめぐって夢と現実のギャップに直面した彼女。悩みながらまもなく卒業を迎えます。彼女を中心にすえながら、海洋開発科の生徒たちの一味違う高校生活を紹介します。

予定調和的に彼女が卒業後、水中土木の世界に進んでくれれば制作側も楽だったと思うのですが、世の中思うようにはいきません。実は彼女の両親は離婚し、貨物船の乗務員をしているお父さんは3ヶ月に一度しか帰ってこない状況。

そんな中で彼女が選んだのは、お母さんのそばで働くことでした。(スーパーに内定をもらっています。)お母さん自身は、娘に広い世界を見て欲しいと思っているのですが…。

2005年2月 7日 (月)

竹楽器の音色にのせて

山口放送 ラジオ編制部 高田 知太郎

山口県は約11,000haという、全国有数の竹林面積をもっています。しかし近年、竹の需要の低下や、竹の生産に関わる人々の高齢化にともなって、竹林の手入れが行き届かない状態になっています。

そこで、竹の良さを広く知ってもらい、竹の有効活用につなげるために、音楽を通じて竹に親しんでもらおうという動きがでてきました。

山口県が呼びかけ、竹林を再生させる活動をしているボランティア団体が母体となって、竹楽器の楽団「やまぐちバンブーオーケストラ」が去年、結成されたのです。

楽団が使う楽器は、東南アジアなどで多く見られる竹の打楽器をお手本にして作られたものや、しの笛など。地元の竹を使って、自分たちで作りました。
この竹楽器の楽団の音色には、美しい竹林の再生という願いが込められています。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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