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2003年5月

2003年5月26日 (月)

よみがえった塩炊き小屋

南日本放送 ラジオ制作部 布袋 貴代江

鹿児島県の西部、吹上浜沿いの町、吹上町から「天然の塩作り」の様子をお伝えします。

この一帯では、終戦当時、自給のため各家庭で「塩炊き」が行われていました。「懐かしの塩炊き」をもう一度復活させようと、3年前に結成されたのが、「吹上浜天然塩の会」。60代、70代の地元の高齢者が自分達の生きがい作りにと、塩作りをスタートさせたのです。

懐かしさと楽しみ半分で始めたものの、実際の塩炊きは手間も時間もかかる大変な作業。「もうやめようか…」という声もあがったものの、吹上げのおじちゃん、おばちゃん達は頑張った!。

どうせならおいしい塩を作ってみようじゃないか!」
…そして、立派な塩ができたのです。掘建て小屋からスタートした塩作り。塩は今や町の特産品に、そして煙たなびく「塩炊き小屋」は、高齢者の活気に満ちています。

ふるさとを担う、元気なおじちゃん達、どうぞお聞きください!

2003年5月19日 (月)

古都の園山大弓場

京都放送 ラジオ編成局制作部 奥田 靖彦

京都市内は祇園祭の祭神が祀られている八坂神社のすぐ傍に江戸時代、文久年間に開設された弓場があります。

この弓場を守り続けておられる人が森みつえ さん59才。
最近めっきり訪れる人が少なくなった弓場を大事に受け継いでおられる姿や、弓場の今昔についてお話をうかがいます。

2003年5月12日 (月)

路地裏人情~別府竹瓦原温泉~

大分放送 ラジオ制作部 原田 正彦

一夜 千両のお湯が湧くといわれる別府温泉。
海沿いの別府竹瓦(たけがわら)温泉は細い路地が入り組んだ路地裏の町。

ここに住む人々の日常の音を収録しながら、竹瓦温泉界隈の人情を描いた。

2003年5月 5日 (月)

飯豊(いいで)ふるさと炭焼き二代

山形放送 ラジオセンター 松浦 正登

山形県飯豊(いいで)町。人口一万人弱の小さな町。
昔から冬場の仕事として炭焼きが行われている。ここ数年、消臭や水質浄化など新たな炭の効用が見なおされるにつけ、ふるさとに戻り炭焼きを志す人が増えている。

そんな一人の樋口 久さん(41)は長年、炭焼きをしている父親に師事して5年前から炭焼きに従事してきた。

炭が焼き上がるまでにの、さまざまな課程の音を取材しつつ、炭焼き職人を目指す、久さんの意気込みなどを織り込みました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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