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2002年8月

2002年8月26日 (月)

福岡黒板物語

RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 服部 義夫

黒板は、最も古くからある教育メディアのひとつです。
また、多くの授業は、黒板を通して行われています。 
誰もが、その存在は知っていても、その黒板がどのようにできてくるのか、意外に知られていません。

そこで、今、夏休みを前に、かき入れ時をむかえている、国産黒板の発祥の地、“福岡”で、会社としては一番古い福岡黒板(1907年、明治40年創業)という会社の工場を取材し、
“なぜ福岡が国産黒板の発祥の地なのか”
“黒板が出来あがる様子”
“機械化が進む中で、いまだ手作業でしかできない職人の技”を探ります。

“黒板”という響きの中にある郷愁を感じてもらえたらと思います。

こぼれ話しとしては、
黒板が福岡で生まれたことを福岡の人のほとんどが知らないこと。

さらに、少子化や環境問題、リサイクルなど、課題を抱える中で、この福岡黒板では、磁石を使った黒板を考え出し、福岡発の学校黒板が全国でじわりと売れていること。

注射器を持つ指先の力の加減で、その太さが変わるのにはビックリしました。

2002年8月19日 (月)

お手玉で イキイキ

南海放送 ラジオセンター 戒田 節子

愛媛県内の大正琴グループ 琴扇舞会は、大正琴の教室でお手玉もとり入れ練習しています。高齢者が多いので、昔子供のころに良く遊んだ人が多く、上手にお手玉をふっています。

これが健康にも良く、またお手玉全国大会に出場という大きな目標もあるため、とてもイキイキとしています。

大正琴をひいて、歌を歌い、お手玉をふる…。笑顔がいっぱいの教室のようすを取材してみました。とても楽しかったです。

2002年8月12日 (月)

よみがえった銅の風鈴

北日本放送 報道制作局制作部 岩井 克行

全国にその名を知られた高岡鉄器。その魅力を手軽に楽しめるのが、この風鈴です。
毎年高岡駅のホームに吊るされるのを見ながら、何かの機会に取材を…と、自分の中の「音の引き出し」にしまっていたわけですが、その割には知らないことだらけ。

よみがえった」ものであることすら知りませんでした。
鉄ともガラスとも違う、銅の風鈴のやわらかい音色をお楽しみください。

2002年8月 5日 (月)

三徳川そのせせらぎに耳すまし…かじかの輪広がらん

山陰放送 ラジオ業務局ラジオ制作部 田中 亜矢

鳥取県中部にある三朝町は三方を山々に囲まれた小さな盆地。
その町なかを東西に貫く美しく澄んだ三徳川にはとてもきれいな声で鳴くカジカガエル(アオガエル科)が生息しています。しかし、カジカの名前は知っていてもその鳴き声を知っている人は少ないようです。

今回の番組では、その“カジカガエル”を介して広がる交流、人の輪に焦点を当て構成しました。
中心となるのは、三朝町内で老舗旅館を営み、また、「三朝温泉かじか蛙保存研究会」の代表世話人である御舩道子さん。彼女は平成4年から三朝の夏の風物詩として「カジカガエルを聞く夕べ」を開いており、その会をきっかけに観光客や地元の方たちがカジカを題材にした俳句を作るようになりました。

環境問題を大きく掲げる活動ではなく、ちょっとした人の交流から、清流にしか棲息しない「カジカガエル」の存在を愛しむ輪が広がることを御舩さんたちは期待しているのかもしれません。

自然の音に耳をすましてみると、そこには忘れかけていた何かがきっとあるはずです。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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