福岡黒板物語
RKB毎日放送 ラジオ局ラジオ制作部 服部 義夫
黒板は、最も古くからある教育メディアのひとつです。
また、多くの授業は、黒板を通して行われています。
誰もが、その存在は知っていても、その黒板がどのようにできてくるのか、意外に知られていません。
そこで、今、夏休みを前に、かき入れ時をむかえている、国産黒板の発祥の地、“福岡”で、会社としては一番古い福岡黒板(1907年、明治40年創業)という会社の工場を取材し、
“なぜ福岡が国産黒板の発祥の地なのか”
“黒板が出来あがる様子”
“機械化が進む中で、いまだ手作業でしかできない職人の技”を探ります。
“黒板”という響きの中にある郷愁を感じてもらえたらと思います。
こぼれ話しとしては、
黒板が福岡で生まれたことを福岡の人のほとんどが知らないこと。
さらに、少子化や環境問題、リサイクルなど、課題を抱える中で、この福岡黒板では、磁石を使った黒板を考え出し、福岡発の学校黒板が全国でじわりと売れていること。
注射器を持つ指先の力の加減で、その太さが変わるのにはビックリしました。