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2026年6月 1日 (月)

未来につなげる 三保海岸の観光地引網漁

2026年5月11~2026年5月17日
静岡放送 ラジオ局 編成制作部 富山裕之

【番組概要】
静岡県静岡市清水区、世界文化遺産、富士山の構成資産である「三保の松原」。
その間近では、江戸時代から伝統的な沿岸漁業「地引網漁」が行われてきました。
約4kmに続く三保半島に包み囲まれた湾は、黒潮の影響と良好な地形から豊富な種類の
魚が生息しています。船を使った沖合での漁が主流となった戦後からは、「観光地引網」と
して、地域の子供会や遠足、企業のイベントなどで地引網が盛んに行われていました。
しかし近年は、漁業者の高齢化と人手不足で、廃業が進み、ついには市内の地引網漁が無
くなろうとしていました。
そんな中、地引網の漁法を学び、維持・継承していこうと、有志が立ち上がります。
2023年に設立された「三保地引網保存会」。年間を通じて、地元自治体や企業のイベン
ト、食育の一環も兼ねたイベントを行い、合わせて地元の東海大学海洋学部の研究と連動
した取り組みも行っています。
そんな伝統的な漁業と、食育、未来の自然環境について考えるきっかけにもなる「地引網漁」の様子をお届けします。

【制作意図】
前方には富士山、背には世界文化遺産の構成資産でもある「三保の松原」を有し、
近年では海外からの大型客船も多く寄港する国際拠点港湾の清水港。その一角に位置する三保半島の内浜で行われる「地引網漁」。この伝統を絶やしたくないと、6年前に設立された保存会が奮闘しています。海水を触るのが初めての子どもから、漁を懐かしむ大人まで、老若男女が力を合わせて編
を引き、取れた魚をその場で味わうイベントが人気を博しています。
昨年からは大学の研究室と連携し、海水温、獲れた魚の種類や量などをデータで残す取り
組みも始まっています。伝統を守りながらも、地元の海に感謝し、未来につなげていく活動を発信したく、スポットを当てました。

【制作後記】
当日は、地元スーパーマーケットの呼びかけで、子どもから大人まで、約80人がイベントに
参加しました。当日の釣果は、「大漁!」とは遠い結果になりました。
しかし、参加者の感想は、「釣果に関係なく楽しめた」「子供にとっても貴重な体験になった」
「漁の難しさを知ることができてよかった」など一同に満足している様子が見られました。
地引網を体験したあとはビーチークリーン活動も忘れずに!
老若男女が力を合わせて網を引き、地元の自然、魚が取れるありがたさを感じる時間を記録することができました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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