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2026年6月 1日 (月)

新住職は元IT起業家 伝統行事復活で目指す寺の再生

2026年5月18~2026年5月24日
南海放送 メディアセンター 平野和子

【番組概要】
四国には、風物詩として「遍路」の存在がある。お遍路さんが巡り始めると「春遍路」と呼び、本格的な春の訪れを実感する。
愛媛県にある四国八十八か所第51番札所の石手寺には新住職が誕生した。
前住職の急逝に伴い2年の修行を経ての就任。
住職としてのお披露目と覚悟を示す場として選んだのは、18年以上途絶えていた春の伝統行事「お練り供養」だ。当日へ向けた住職の想いを華やかな行列の音声とともに伝える。

【制作意図】
四国八十八か所第51番札所の石手寺は、四国の中でもお遍路に人気の寺であり観光地でもある。
前住職の急逝に伴い、娘の夫である畑違いのIT企業の経営者が新住職となった。
はじめに着手したのは寺の整理整頓。国宝や重要文化財がひしめく寺の課題は、その保存と整理だった。寺の再生をテーマに新住職がスタートさせたプロジェクトの最初が「お練り供養の復活」だった。地元でも忘れ去られようとしていた春の行事の復活とその住職の挑戦を伝える。

【制作後記】
復活させた「お練り供養」は4月4日に行われた。あいにくの雨となり、道後温泉を出発し、アーケードがある商店街のみを練り歩き、その後は寺まではバス移動となった。しかし、新住職はじめ参加者たち140人余りは、皆、達成感に満ちた表情で、雨だからこそ記憶に残ると喜びとともに語っていた。人々が集い、心が満たされるひと時が確かに復活したと感じた。来年以降は、石手寺の境内を練り歩き、伝統行事を続けていく予定。今後の石手寺の復活と再生を期待させる春の雨だった。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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