炭鉱(やま)の人たちが愛した 炭鉱ホルモン
2025年6月2日~2025年6月8日
北海道放送 オーディオビジネス局 編成制作部 所属:HBCフレックス 山本彩
【番組概要】
急速に進んだ日本の文化を支えた北海道の石炭、鉄鋼、港湾。
日本遺産に認定され注目される「炭」、「鉄」、「港」の主役は、各地で働いた多くの労働者でした。芦別の炭鉱で働く人々の栄養源となったのが「炭鉱ホルモン」。炭鉱の人々が愛したホルモンの味が忘れられない。そんな思いで誕生したお店が札幌にあります。
【制作意図】
肉といえば「もつ!」という友人が惚れこんだというお店についていくと、煙が立ち込める店内に、メニューの他”炭鉱で栄えた頃の芦別の写真”と、”加藤社長の思い”が壁に書かれていました。”普通に食事”と思って食べていたものにドラマがある。ホルモンを通じて知った”当時の炭鉱”、”炭鉱ホルモンをつないでいく社長の思い”を、その場で一緒に飲んでいるかのような賑わいと、食欲をそそる音とともにお聴きいただきたいと思いました。
【制作後記】
収録前に「特徴的な音は何かな…」と思ったときに、「肉を焼く音しかないのでは」…と思いましたが、改めてホルモンを焼くと、火力を上げるために炭に風を送る音、ホルモンを洗う音、七輪の中の炭がぱちぱちと音を立てる音などたくさんの音が現れました。平日でもにぎわう欽ちゃんはきっとあの頃の芦別のホルモン焼き屋と一緒。人と七輪とホルモンが奏でる音でにぎわう店内にいるような気持ちになっていただければ幸いです。
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