牡蠣炭火焼き 駅のホームが食堂に。
2020年2月17日~2020年2月23日放送
北陸放送 野村未来子
【番組概要】
のと鉄道の穴水駅では、冬の2か月間、朝、七尾湾で水揚げされたばかりの牡蠣を炭火焼きで味わえる食堂が開店します。かつては能登半島の先端まで通じ、住民の生活の足として欠かせない存在だった のと鉄道ですが、現在は中間点であった穴水駅が終着駅になってしまいました。鉄道の利用促進と、終点である利点を生かし考えられたのがホームを食堂にするという取り組み。鉄道ファンのみならず、県内外から多くの人が、鉄道と冬の味覚、牡蠣のコラボレーションを愉しみに訪れます。そして、この食堂の魅力は店員が鉄道マンであること。駅長さんや整備士、運転士がこの時期ばかりはエプロンをして接客をします。慣れないまでも一生懸命、楽しそうに働く鉄道マンを取材しました。
【制作意図】
海沿いを走るローカル線に揺られながら辿り着く終着駅。その小さな駅で、冬の間だけ開店する牡蠣の炭火焼きの食堂。旅愁を感じさせる鉄道の音と炭火のほっこりとした温かい音、一生懸命に慣れない接客をする鉄道マンたちの姿を表現しようと思いました。
【制作後記】
取材を通して、のと鉄道の職員さんたちの生き生き働く姿に感銘を受けました。その接客ぶりは本職顔負けです。皆さんが口を揃えて言うのは「鉄道も食堂も、おもてなしという点では同じ」鉄道マンの神髄を見た気がしました。
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