拍子木の効能は火の用心
2019年4月15日~2019年4月21日放送
信越放送 ラジオ局編成制作部 中嶋直哉
【番組概要】
長野県山ノ内町にある渋温泉は大正から昭和初期に建てられた木造の旅館、住宅が並ぶ温泉街。一軒の建物に火災が起きてしまった場合、温泉街全体に燃えうつってしまうかもしれない。明暦3年に江戸の大半を焼いた「明暦の大火」をきっかけに、この街でその頃から続く火災予防活動を取材しました。
【制作意図】
長野県内では、消防団員の高齢化、新入団員の確保が難しいことなどを理由に、消防団活動の縮小が進んでいます。消防団と住民が一体となって、毎日活動を続ける地域は、全国的に見てもめずらしく、古くから残る温泉街が守られてきた活動をお伝えしたいと思い制作しました。
【制作後記】
私も地元で消防団に在籍していますが、年間で地域内の火災予防活動を担当するのは数回。それがこの渋温泉では毎晩消防団以外の方も含めて見回りをしているということにびっくりしました。この地域のみなさんはその活動について口をそろえて「当たり前のこと」とお話されたことがとても印象的でした。
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