未来へつなぐ、土佐の伝統・黒糖づくり
2019年1月28日~2019年2月3日放送
高知放送 ラジオ局ラジオ制作部 佐藤孝祐
【番組概要】
高知県の東部にある安芸郡芸西村。この村で、江戸時代から脈々と受け継がれてきた大切な産業が黒糖づくり。地元で栽培されるサトウキビの収穫にあわせて、毎年11月下旬から年末にかけて行われています。ここで作られる黒糖には、「白」という名前が付けられているのが特徴。高齢化が進む小さな村で伝統を絶やさぬよう活動する、製糖組合の様子を取材しました。
【制作意図】
地元の伝統産業を受け継ぐ人材を育成することはとても重要です。しかし、少子高齢化が進む地方にとってそれは容易くなく、そもそも「知らない」という若い人が多いのも問題です。そういった若い人に、知ってもらい、興味を持ってもらいたく制作しました。
【制作後記】
早ければ夜中の3時から昼頃まで、ずっと作業し続けなければならない大変な仕事です。しかし、インタビューをした猪野さん含め皆さんが楽しそうに作業をしているのが印象的でした。何度か作業を手伝わせてもらいましたが、自然と「また一緒に作業がしたい」と思うようになりました。「楽しさを伝えること」。これが後継者を育てる1つのヒントの様な気がしました。
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