木が生み出す音色を届けたい ~半田から響け!ウッドスピーカー~
2017年7月31日~2017年8月6日放送
東海ラジオ放送 制作局制作部 山崎聡子
【番組概要】
愛知県半田市に住む原田佳文さんは、6年前、45歳の時に、23年間勤めた会社を辞め、木工作家の道へと進みました。なかでも力を入れて製作しているのがウッドスピーカー。昔ながらの技術を用い、1つ1つ手作業で作られる木のスピーカーが生み出す音色が、今、多くの人を惹きつけています。さらに、今はもう製作されていない貴重なウッドスピーカーの再現にも成功しました。原田さんのウッドスピーカーにかける想い、そして、半田から広がりつつあるウッドスピーカーの音の魅力をお届けします。
【制作意図】
原田さんの作るウッドスピーカーから音楽を流すと、その音色に引き寄せられるように、次々と人が足を止めていきます。ウッドスピーカーが持つそれほどの音の魅力、原田さんの人生を変えたその音の魅力をなんとかしてラジオで伝えたいと思い、制作しました。また、併せて、原田さんの職人としての情熱や、地元の半田とのつながり、本物の音に触れる大切さについても織り込みました。ウッドスピーカーから生み出される、やわらかく、どこか懐かしい音色の魅力を感じていただければ幸いです。
【制作後記】
初めてiPhone用のウッドスピーカーの音を聴いた時、、線もなにもつながっていないのに、木の力だけで音がここまで変わるのか!と驚きました。「音楽は身構えて聴くものではない。心地いい音を、本物の音を、日常の中で何気なく楽しめるようなものが作れれば・・・」という原田さんの想いをまさに具現化したものだと思います。ちなみに「耳触りのいい音」という表現は俗語表現ではありますが、インタビュー中に何度も出てきたため、原田さんの目指す音を表す象徴的な言葉として、あえてそのまま放送させていただきました。
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