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2017年3月 9日 (木)

ブラジルからおーりたぼーり!~沖縄県系5世大城・ブルーナ・マリコ 憧れのとぅばらーま大会に挑戦~

2017年3月13日~2017年3月19日放送 
ラジオ沖縄 制作報道部 阿利貴子

【番組概要】
八重山地方で大事にされている叙情歌「とぅばらーま」思い思いの歌詞をとぅばらーまのメロディに乗せて歌い競う大会は昭和22年から続いています。この大会の前夜祭にあたる、とぅばらーまの歌碑がある、三本アコウの木の下で、とぅばらーま大会の前日「なかどぅ道ぬとぅばらーま祭りが毎年開催されています。本選への出場者や、地元民謡研究所に通う小中学生、歴代チャンピオンなどとぅばらーまを愛する観客が多数訪れました。前夜祭とはいえ、ピリピリと緊張感の漂う中、マリコさんは見事歌い上げ、拍手を頂きました。帰る直前に立ち寄った金武さん兄弟とのとぅばらーまを通しての交流など、1曲をキーワードに広がるグローカルな世界観郷土番組。

【制作意図】
世界のウチナーンチュ大会イヤーだった2016年。この年に沖縄伝統芸能を学ぶため、沖縄県費留学生として来沖している大城・ブルーナ・マリコさん。100年前にブラジルに移民をしたルーツを持つマリコさんが沖縄の文化や人々との出会いを伝えたかった。ブラジルと日本、距離的には日本の裏側だが、YouTubeで沖縄民謡を勉強するなどイマドキ事情も驚き。

【制作後記】
マリコさんが、予定していた方から借りられず、間に合わせで借りた三線の蛇皮が破れていて、は抜けた音に。演奏が始まると、観客から「あれは、(三線が)割れているね」とざわついていました。石垣島、恐るべし。帰り際に立ち寄った金武さん兄弟の畑小屋。何度もとぅばらーまのリクエストをうけ、唄うたびに涙を流す金武さん。マリコさんは、もらい泣きをこらえるのに苦労したそうです。&ありがたや、「囲炉裏と布団あるから泊まっていきなさい」との引き留め攻撃にに苦労しました。金武榮保さんは、50年前に友人からブラジルのコーヒー農園に出稼ぎ移民に誘われたそうです。その友人は大成功を治めているそう。もし、海を渡っていたら僕の人生は変わっていたかも、とつぶやいたのも印象的でした。人々の温かさ、陽気さ、熱さ、芸能好きなところがブラジルと八重山に、共通点はたくさんあるとまりこさんは語っていました。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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