果樹に新たな命を吹き込む木工職人
2016年2月29日~2016年3月6日放送
山梨放送 ラジオ本部ラジオ制作部 山田有子
【番組概要】
葡萄、桃、すももの生産量は日本一。その他サクランボ、柿、林檎、梅など多種多様な過日を作っている山梨。果樹は休眠期に入ると来シーズンも充実した実をつけるようにと剪定がおこなわれます。役目を終えた果樹は破棄されますが、その果樹を木工品として蘇らせる職人がいました。果樹と出会い、果樹に学び、そして果樹に命を吹き込む様子と想いをお届けします。
【制作意図】
破棄されるしかないと思っていた果樹が皿や名刺入れとなっていることにまず興味をひかれました。果樹は樹齢が長いほど重宝される杉やヒノキと違い、15~30年でその役目を終えます。廃棄の道しかないと思っていた果樹がどのように生まれ変わるのか?なぜ果樹なのか?この疑問を解明したい、そして地元の新たな魅力を知って欲しいと思い、制作しました。
【制作後記】
「木から教わる」この言葉がとても印象的でした。長年木を扱ってきた荒井さんでも果樹となると未知の世界。品目、品種によって特徴が異なり、使用できる部分もほんの一部。しかし、木に育てられ、愛し、いやされてきた荒井さんだからこそ、木に教わりながらその特徴を活かして蘇らせることができる。手にとった木工品はここにしかない逸品だと誰もが感じることでしょう。
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