御山に響け ぼくのわたしの木やり歌
2016年3月7日~2016年3月13日放送
信越放送 ラジオ局編成制作部 小森康夫
【番組概要】
重さ10トンを超える巨木が山奥から切り出され、人力だけで坂や川を越え、街を抜け諏訪大社の社殿に建てられる天下の大祭、「御柱祭」は長野県諏訪地方で7年ごとに執り行われ、今年がその開催にあたります。御柱を実行する曳子に力を与えるのが、「木やり師」が歌う「木やり歌」。下諏訪町の無形文化財ともなっている木やり歌を守り伝えようと「下諏訪木やり保存会」が設立した「子ども部会」の活動の様子をお伝えします。
【制作意図】
記録に残るだけで約1200年という歴史ある大祭を華やかに演出する「木やり歌」を祭りと共に後世に伝えていこうという保存会の活動を紹介することと、この「木やり歌」を心から愛し、歌うことに飽くなき情熱を傾けている人々の様子を伝えたいと考えました。こうした大人たちの気持ちが歌と共に子供たちに受け継がれていることもお分かりいただけると思います。
【制作後記】
幼い頃、諏訪地域に暮らし御柱祭を一度体験したディレクターも、今回の取材を通じて体の奥底に流れる「御柱愛」がまた蘇るような気持ちになりました。御柱祭本番まであとわずか、日に日に高まる祭りへの期待もこの番組を通して伝えられればと思っています。
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