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2015年7月13日 (月)

夢の切符は一円玉

2015年7月13日~2015年7月19日放送
ラジオ関西 報道制作部 西口正史

【番組概要】
明延鉱山は1200年の歴史を持ち、東大寺の大仏に銅が使われた、という言い伝えも残っています。特に明治以降は日本最大のスズの産地として、日本の近代化を支えました。その明延の人々に愛されたのが、運賃一円の「一円電車」でした。人口80人、うち7割が75歳以上という超高齢化の中、明延再生に向けて歩みつづける人々の、故郷や一円電車への思いを取り上げます。

【制作意図】
「地方創生」とは何か。明延に通ううちに見えてきたものをまとめたいと思って作りました。


【制作後記】
明延のみなさんに聞いた鉱山の町の暮らしは、想像とは大きく異なり、豊かで、華やかでした。もちろんその裏には、危険と隣り合わせの鉱山労働があったわけですが、サラリーマンの年収が100万を超えない時代に、月給が45万あったり、社宅なので家賃負担なかったり、地域の大運動会やお祭りがとんでもなくにぎやかだったり。過疎で厳しい現実に直面しながらも、決して諦めずに笑顔が絶えないのは、町がつちかった気質なのかもしれません。


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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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