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2015年7月27日 (月)

清水のある暮らし

2015年7月20日~2015年7月26日放送
北日本放送 報道制作部 小林淳子

【番組概要】
富山県東部。北アルプスの雪解け水が大量に流れこむ清流、黒部川。その流域はきれいな扇形をした典型的な扇状地になっていて、上流で伏流した水が地下水となって流れています。下流域の街を歩くと、あちらこちらから水が湧き出していて、地元の人は、この湧き水を「清水(しょうず)」とよんで、生活の中に上手に、取り入れています。洗濯は勿論、夏場はスイカやトマトを冷やしたり、そうめんを洗ったり。清水が”家の中”にあるというお宅もあって、第二の台所として、冷蔵庫代わりとして使っています。ミネラルたっぷりの名水が24時間わき出している街、黒部。そこに暮らす人々の生活をご紹介します。

【制作意図】
湧水は自然の恵みそのもの。黒部には、地域の人が共同で使える洗い場があって、子供も大人も集まってきます。そこには、自然と会話が飛び交い、笑いが生まれます。地域の絆が薄れがちな現代において、黒部には昔ながらのコミュニティがありました。黒部の名水は、生活用水としてだけでなく、人と人とを繋げてくれるかけがえのない大地からの贈り物。自然のありがたさは勿論、地域の人々のふれあいが温かいなぁと思える町の様子を、お伝えできればと思います。

【制作後記】
町のいたるところから名水が湧き出ているって、想像できますか?現在の日本において、ちょっと信じがたい光景ですが、本当です。そうめんを家で湯がいて、共同洗い場に洗いにくる。面倒臭くないかと思いますが、それが不思議ではない町なんです。おいしい名水が蛇口から出てくるってなによりの贅沢ですよね・・・いやぁ、本当にいい所です。できれば住みたい!

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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