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2015年1月

2015年1月21日 (水)

早池峰神楽の舞納め

2015年1月19日~2015年1月25日放送
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井達也

【番組概要】
岩手県花巻市大迫で、700年以上地域で受け継がれてきた早池峰神楽。早池峰神楽は、700年以上の歴史があり、岳地区に伝わる「岳神楽」と大償地区に伝わる大償神楽の総称を早池峰神楽と呼ばれています。例年12月は、1年の感謝の気持ちを込めた舞納めが行われているということで、今回は、早池峰神社で行われる岳神楽の様子をお送りします。

【制作意図】
早池峰山の麓、岳集落でわずか10数世帯で受け継がれている岳神楽。歴史ある舞納めの風景が、少しでも伝わればと思います。

【制作後記】
取材の日は、例年になく雪が降り積もり寒い日で、外は吹雪で-6度の世界。会場内は暖房があるので暖かいものの、吹雪の中、取材場所に向かったことは、忘れられない日となりそうです。

2015年1月14日 (水)

竹が奏でる三朝の音色~バイオリン職人を訪ねて~

2015年1月12日~2015年1月18日放送
山陰放送 ラジオ総局放送制作部 岡村帆奈美

【番組概要】
鳥取県三朝町にある「みささ美術館」。全国でもここだけというバイオリンミュージアムです。そして、ここには竹でできたバイオリンがあります。なぜ竹でバイオリンを製作したのか。幼少期から三朝の風景を見て育ってきたという製作者の岡野壮人さんに、竹のバイオリンへの思いを語っていただきました。ラジオ初となる竹のバイオリンの音色とともにお送りします。

【制作意図】
三朝町というと、三朝温泉をイメージされる方が多いと思いますが、実は全国でも唯一の「バイオリンミュージアム」があります。そして自然豊かな三朝ならではの素材を使った竹のバイオリン。三朝でしか聞けない音です。地域と音楽の関係性や地方の可能性を取り上げたいと思いました。

【制作後記】
実際に生で聞いたバイオリンの音は、厚みや響きがありとても感動しました。この音色の良さを録音でどう伝えられるか技術や構成にも苦戦しましたが、ラジオ初となる音色を楽しんでいただけたらと思います。また、魂を込めてバイオリンを製作された岡野さんの思いを感じていただければ幸いです。

2015年1月 8日 (木)

一番風呂を目指して

2015年1月5日~2015年1月11日放送
南日本放送 ラジオ制作部 七枝 大典

【番組概要】
鹿児島県西部、薩摩半島のほぼ中央に位置する日置市にある温泉地「湯之元」。
地名にもなっているように県内でも霧島、指宿に続く県内有数の温泉地で街を歩けばほ
のかに硫黄の香りが漂います。温泉が生活に密着している湯之元の中でも「田之湯温泉」
は特別な存在。朝5 時30 分開店直後の「一番風呂」を目指し、近隣から多くの住民が
詰め掛けます。この「一番風呂」をブームにしたのは、その名も「日本朝風呂党」。
地元の漁師や農家、飲食店主などで構成される、朝風呂を愛してやまない皆さんです。
一番風呂の魅力は一体 何なのか?そして日本朝風呂党に込められた想いとは?
朝風呂を愛する皆さんに密着しました。

【制作意図】
一番風呂めがけて、田之湯温泉にいらっしゃる皆さんの情熱と「日本朝風呂党」に込め
られた想いを知りたくて取材に取り組みました。

【制作後記】
昭和53 年2 月吉日、「日本朝風呂党」は「朝風呂入れば世界平和!」という立党宣言の
下に結成された素晴らしい、そしてユニークな党です。しかし、その大本にある心は「地
元の温泉を愛すること」。現在はメンバーの高齢化にともない、以前のような活気ある
活動は出来ていませんが、その精神は今後も語り継がれ 過疎高齢化で悩む街づくりの
一角を担っていく「地域資源の1 つ」なのだと思います。朝風呂、万歳!

心つなぐ 音色を求めて

2014年1月29日~2015年1月4日放送
南海放送 メディア情報センター 戒田節子

【番組概要】
松山在住の尺八奏者、岳人山さんは、我々の尺八に対するイメージを180度変えるほど透明感のある音色を奏でます。その音色は人々の心を癒し、世代を越えて親しみを感じます。岳人山さんの音楽活動や、愛媛大学での授業の様子などを取材しました。また2015年5月のアラスカでの公演のことなど伺っています。

【制作意図】
日本の伝統楽器である尺八。普段はあまり聞く機会もありませんが、岳人山さんの人々の心に優しく語りかける尺八の音色を番組を通じて多くの方に聞いてもらい、その魅力を知ってもらいたいと思います。また国内外で活躍している岳人山さんの伝統音楽への挑戦と、更なる音色の追求、後進への継承なども紹介したいと思います。

【制作後記】
いろんな場所でいろんな活動取材を行いましたが、時間の都合で出せなかったものがたくさんありました。その中に子供からお年寄りまで水道管を利用するパイプを使った尺八を作り、その尺八を吹くというイベントがありました。さまざまな形で岳人山さんは尺八の音色を広げていって多くの人を楽しませているのだと思いました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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