愛情いっぱい、母ちゃんの手作り桶
2014年7月21日~2014年7月27日放送
ラジオ福島 編成局 放送制作センター 石田久子
【番組概要】
森林の国、日本。代表的な器である桶や樽。考えられたのは平安時代と言われ、一般に普及されたのは室町時代といわれています。いわき市は海にも恵まれ寿司屋も多く、温泉地でも桶が使われ、みそ、つけ物といった生活を支える他日常的に使われていました。かつてはどの地区にも桶の職人がいて、気軽に注文に応じていたそうです。
【制作意図】
全国でも数少ない、女性の木桶職人が、いわきの山間の町にいらっしゃると聞き、”1つの桶ができるまで”の作業をぜひ音で表現できないかと伺い、いくつかの工程の中から”たが締め”と”底入れ”を中心に制作しました。
【制作後記】
日本の手仕事は後継者不足という深刻な問題があり、手仕事の仲間同士で作品を展示する展示会も行われています。遠藤さんを慕う若い手仕事職は、今年遠藤さんの桶をイギリスや東京・愛知でも展示し好評だったと聞きました。初めて遠藤さんの桶をハワイアンズで手にした時「優しい」という言葉が心に浮かびました。内側はすべすべ、外側はつるつる、手で持ちやすく”味”のある存在感。遠藤さんお手製のみそもつけものも絶品だったことを付け加えさせて頂きます。
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