« 2014年4月 | メイン | 2014年6月 »

2014年5月

2014年5月20日 (火)

からくり山車と人形芝居

2014年5月19日~2014年5月25日放送
茨城放送  業務局営業部 鹿原徳夫

【番組概要】
茨城県北部の工都、日立市に江戸時代中期から伝わる「日立風流物」。かつては不定期に神社の祭礼で奉納されていたが、現在は年に一度、「日立さくら祭り」の会場で披露されている。
巨大な山車の上で、おはやしの音とともに人形たちが繰り広げる芝居について関係者の声と合わせて紹介します。

【制作意図】
ユネスコの文化遺産にも登録されている貴重な郷土の宝を音の形で残そうと取材しました。山車の上で人形たちが細かく動く姿は、さすがに音だけで表現できませんが、むしろ逆に想像を掻き立て、壮大かつ繊細な「日立風流物」に興味を持てると考え制作しました。

【制作後記】
はじめて「日立風流物」を見たのは20数年前でした。人形たちが器用に、背中から矢を取り出し、弓につがい、空に向けて射る。その一連の動作は見ていて感動的であり、ぜひ多くの方に見て頂きたいと感じました。同時にこうした文化があったから、大メーカーを生み出す町になったとも思いました。

待望の三陸鉄道~喜びの声~

2014年5月12日~2014年5月18日放送
IBC岩手放送 編成局ラジオ放送部 照井達也

【番組概要】
岩手県の沿岸を縦貫する三陸鉄道は、東日本大震災による津波で甚大な被害を受け、大部分で運休していましたが、今年4月、震災から3年を経て、全線にわたり運行を再開しました。震災発生の年、田野畑村で旅館を営む畠山照子さんに、三陸鉄道の再開を望むお話を聴いていたのをきっかけに、再び畠山さんの旅館を訪ねてみました。

【制作意図】
沿岸被災地に鉄道の走る音、こだまする汽笛。汽車の走る音が聞こえるだけで、どれだけ被災地域に住む皆さんが励まされるか計りしれません。三陸鉄道開業30年の節目に、再び全線運行を果たした三陸鉄道の喜びの声、力強い汽車の音を後世に残せればと思い制作しました。

【制作後記】
昭和26年に創業した本家旅館は、三好達治、深田久弥などの作家も訪れた由緒ある旅館の一つ。2年半ぶりに女将さんを訪ねましたが、87歳と思えないお元気な様子。取材では、女将さんが田野畑の地を初めて踏んだ70年前のこと、震災から現在までの話を伺い、あっという間に時間が過ぎていきました。女将さんいつまでのお元気で。


2014年5月13日 (火)

音がよく鳴ると運気よくなる!~鳥取・鳴り石の浜

2014年5月5日~2014年5月11日放送
山陰放送 ラジオ総局 放送制作部 大田祐樹

【番組概要】
鳥取県中部にある琴浦町赤崎。ここに東西500mにわたって、護岸整備のされていない自然のままの石の浜が残されています。この鳴り石の浜を保全し、全国に魅力を発信しようと、平成23年mプロジェクトも発足。そのプロジェクトの活動や、鳴り石の浜の魅力、観光客インタビューを、心地よい鳴り石の音と共にご紹介します。

【制作意図】
丸石が波にもまれて「カラコロ」と不思議な音をたてる珍しい浜。
「音がよく鳴ると運気も良くなる」と口コミで広がり、パワースポットの一つとして全国から観光客が訪れています。プロジェクトのメンバーに人気の秘密や今後の夢についても伺います。

【制作後記】
願かけアイテムの「石絵馬」をリポーターの大田も体験。石を海に流すと「カラカラコロコロ」といい音が鳴り、大いに運気が良くなる予感が・・・。自然の織りなす心地いい鳴り石の音、あなたも感じに出かけませんか?




半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad