かけがえのない時間~百合文庫 娘が教えてくれたこと~
2013年2月4日~2013年2月10日放送
山口放送 ラジオ制作部 大谷陽子
土曜日の午後になると、子どもたちが集まってくる家があります。
山口県下関市の住宅街。岡藤秀子さん(56)は、自宅の一部を改装して、文庫として開いています。文庫では、子どもたちが好きな絵本や児童書を読んだり、借りたり、おしゃべりしたりと、のんびり過ごします。
15年前、岡藤さんは、当時小学2年生だった娘の百合子さんを事故で失いました。百合子さんの面影を求めるように、岡藤さんは百合子さんが好きだった絵本を学資保険で買いました。その数が1,000冊になったとき、「百合文庫」として開くことにしたのです。
それから14年。今も変わらず、地域の子どもたちの居場所となっている百合文庫。岡藤さんは、いま目の前にいる子どもたちとの時間を大切にしています。
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