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2012年6月 5日 (火)

東尋坊の音風景

2012年6月11日~6月17日放送
福井放送 FBCラジオセンター 越桐清司

 越前加賀海岸国定公園にある国指定の天然記念物、東尋坊は、1km以上に亘って続く断崖絶壁です。ここからすぐそばにある雄島まで遊覧船が就航しており、観光に訪れる人達を魅了しています。

また、雄島の周辺は古くから海の幸が豊富にあって初夏になればワカメ、夏真っ盛りともなれば、ウニやあわび漁などが最盛期となり、地区の海女達は磯笛を発しながら呼吸を整え漁に精を出します。

海鳥の鳴き声、波の音、海女の磯笛は、地元の人達が大切にしているこの地域ならではの音の遺産と言えます。
その音風景は民謡「三国節」にも歌われています。

”岩が屏風か、屏風が岩か、海女の呼ぶ声、東尋坊”

絶景、東尋坊の様子を今に伝えています。

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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