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2010年10月

2010年10月25日 (月)

古里の唄に生涯を捧げた加藤正人

大分放送 ラジオ制作部 安藤 隆之

大分県は古里の唄の宝庫といわれています。
加藤さんはその古里の唄、つまり民謡を誰にでも唄え、もっと身近なものにという思いから採譜を始め、結果2000曲を越す民謡を採譜・発掘してきました。加藤さんの手にかからない県民謡は一曲もないと言われています。

実際加藤さんが採譜し、今も加藤さんの思いを伝承している人物がいるのか?その疑問がそもそもこの取材の原点でした。しかし取材を始めてみて、加藤さんに採譜してもらったという人物がなかなか見つからず大変でした。

またBGMで流している民謡は実際に今年の祭りで唄われていた物を収録しに行きました。

2010年10月18日 (月)

薪と暮らす

高知放送 ラジオ編成制作部 越智 義久

高知県いの町吾北地区に住む三浦博史さん(43)は、薪風呂や薪ストーブを使った暮らしを送っています。

高知県は森林率84%という日本一の山国。
こうした山の資源を生かして、高知が他をリードできるエコへの取り組みとして、薪を再評価し、利用できる仕組みの発信を目指しています。

今回の録音風物誌では、かつて日常生活の中に普通にあった薪に関わる音を取り上げました。
薪割り、木が燃える様子など、かつて聞いた記憶にある音です。

三浦さんは木が燃える音なんてそんなにないよ…とおっしゃっていましたが、薪に火が付くと、じっと耳を澄ませて
「あ~こんな音がいつもしてますね…と改めて聞き入っていました。
薪に関する音は、どれも穏やかで耳に心地よいものだった気がします。

2010年10月11日 (月)

日本一HOTな商店街! 京都激辛商店街

京都放送 ラジオ制作部 永田 和美

シャッターを降ろす店が増えていた向日市の商店街。
なんとかしなくてはと立ち上がった磯野さんは店主の皆さんと一緒に
“激辛商店街”を作ることを決意しました。

激辛と聞いてはじめは戸惑っていた商店街の皆さんも今では、激辛目当てに来るお客さんの反応を楽しんだり、再び青春時代を謳歌したりしています。その広がりは商店街だけにとどまらず、原料の生産にまで波及し、地元農家と農商連携で盛り上げていくことにもなりました。

大型スーパーに押されつつある商店街ですが、もともとはその道のプロが集まった場所です。そこに「激辛」というエッセンスが加わり、今一度そのプロの技を奮う機会になり、再注目されるきっかけを作り出しました。

「激辛」という共通点を持つことで、一つにまとまることが出来た京都向日市激辛商店街。
これからも終わることのない挑戦が続きます。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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