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2010年11月

2010年11月25日 (木)

燃えるオハラ~熱血先生~

南日本放送 ラジオ制作部 七枝 大典

毎年11月2、3日に行われる「おはら祭り」。
南九州最大のお祭りで、鹿児島の秋の風物詩です。

このお祭に欠かせないのが郷土舞踊家の永田明子さん。
厳しい指導で有名ですが、なぜか多くの人の心をとらえて放しません。
しかも教室に通う生徒さんは年々増えているんだとか…。


「厳しく指導してホメて育てる」を信条としている永田明子さん。
小柄ですが、太鼓とバチを持つと迫力満点!!
生半可な気持ちで練習に参加すると…。

厳しさの中にも優しさやユーモアを感じる永田先生の魅力をご紹介します。

2010年11月18日 (木)

山間(やまあい)の暮らしを潤す水の流れ

山陰放送 ラジオ総局 放送制作部 桑本 充悦

鳥取県東部にある山間の町、若桜町(わかさちょう)に今も残る水路を訪ねました。                                     
若桜宿は、かつて因幡と播磨とを結ぶ宿場町として栄えました。
昔の道幅を残す通りの両脇には水路が流れています。
八東川(はっとうがわ)から取り込んだその流れは、夏に涼を運び、
雪深い冬には雪かきの雪を流してくれる大切な存在。
そして通りに面した家々は水路からうちへと水を引き込み、生活に欠かせないものとして使ってきました。

でも、水道も整備され、そうした家もめっきり減ってきています。
そうした中、君野えつさんのお宅では今でもうちに水を引き込んで使っています。
81歳の君野さんはこの地に嫁いで60年。水路とどう関わってきたのか、君野さんのお話を交えながらお伝えします。    

水は本当にいろんな表情を見せるんですね。
そして、番組の中では使いませんでしたが、君野さんは水路のこと以外にも実にさまざまなお話をしてくださいました。あらためて人の声を残すことの大切さを感じます。取材を終えて帰るとき、姿が見えなくなるまで見送ってくれた君野さんの姿が忘れられません。

2010年11月11日 (木)

夜空のイマジン

茨城放送 編成局 大内 庸次

日本各地で多くの花火日大会が開かれていますが、その中で
花火競技大会として開催され、最優秀賞に内閣総理大臣賞が授与されるのは、8月末に秋田県大仙市で行われる大曲の花火大会と、10月初めに茨城県土浦市で行われる土浦全国花火競技大会の2つだけです。

今年の大曲で内閣総理大臣賞に輝いたのは、茨城県つくば市にある山崎煙火製造所。再び頂点を目指して土浦の花火大会に臨みました。社長の山崎芳男さんと、中心になって花火を製作した花火師・杉山さんのイマジンが夜空に描かれます。

花火の音で夜空に開く花を思い描いてみて下さい。

2010年11月 4日 (木)

古くて新しい最上川舟唄

山形放送 ラジオ局ラジオ制作部 植松 香織

山形県民の約80%が最上川流域に暮らしており、最上川は
「母なる川」として県民にとって非常に身近な存在です。

かつては源義経や松尾芭蕉も訪れていて、その最上川を観光船で
下る「最上川舟下り」は山形で人気の観光のひとつです。
県内外、海外からもたくさんの人が訪れます。そのクライマックスで船頭さんが歌うのが「最上川舟唄」。世界三大舟唄とも称され、県民のほとんどが知っている民謡です。

その舟唄、歌い継がれてきた「正調」に加えて、現在は外国語詞でも歌われるようになりました。英語、中国語(北京語)、韓国語の3バージョンを20代~70代の船頭全員がマスターしています。

民謡を外国語にすることに抵抗や苦労はなかったのでしょうか?
新しいものも柔軟に受けいれる船頭さんの人柄に触れてきました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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