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2008年11月

2008年11月24日 (月)

ふぐのささやき

秋田放送 ラジオ局ラジオ制作部 佐々木 偉性

秋田沖で捕れるふぐを町おこしのきっかけに、という人たちと、そのとらふぐの鳴き声を収録。

“ふぐ”という漢字が河の豚と書く意味を収録したとき、自身気が付きました。秋田では、もともと食べる習慣がない食材をこの地区のある女性が町の復活にとがんばっています。

この女性の取り組みを応援したいとラジオ番組で度あること、取材・放送してきたものです。

2008年11月17日 (月)

ガラ紡のつむぐ夢

静岡放送 ラジオ局制作部 藤浪 由希子

静岡県西部の浜松市を中心に活動しているNPO法人ガラ紡愛好会の活動を通して、ガラ紡の魅力とガラ紡から広がる将来のふるさと作りの夢を綴る。

ガラ紡は明治6年に日本で発明され、昭和30年頃まで、日本各地で活躍した紡績機だが、西洋紡績機の導入により、徐々に衰退。いまは愛知県三河にわずかに残っているのみとなった。

しかし、10数年前から、そのガラ紡から紡ぎだされる糸で作ったフキンが油を吸着することで、洗剤のいらないフキンとして話題になり、浜松市の主婦グループも汚染度全国ワースト1の湖、佐鳴湖をきれいにする切り札としてガラ紡に注目。ガラ愛好会をスタートさせた。

愛好会は、ガラ紡の普及により水をきれいにし、ガラ紡の風合いを子供たちに伝えることを目的にしているが、夢は広がり、農家に綿の栽培を呼びかけて、地場産業の復興をめざし始めた。

2008年11月10日 (月)

海の中にも季節がある~豊後水道素潜り漁師が見た世界

大分放送 ラジオ制作部 青山 松嗣

大分県では、鶴見,米水津、下入津、蒲江、佐賀関を始め様々な地域で素潜り漁が行われています。

今回スポットをあてた場所は、豊後水道に面した大分県、津久見市高浜。ここは、古くから素潜り漁が盛んな地域で、ここに30年間素潜り漁を続けている成松親善さんがいます。

今回番組では、実際に成松さんの漁をする現場に同行し、巣潜り漁を通して、海底の環境変化を描いています。私たちの何気ない行動が、海に及ぼしている影響とは?

収録では、通常のマイクに特殊な加工をし、海底の様子を収録しました。

2008年11月 3日 (月)

カテキンズが行く

熊本放送 ラジオ編成制作部 北口 瑠美子

熊本に“カテキンズ”というアマチュアの漫才コンビがいます。立山茂さん(53)と藤原徳門さん(51)。この2人、日本茶インストラクターという肩書きを持つ。

お茶屋のご主人と生産農家です。日本茶インストラクターは全国におよそ3,000人、正しい理解を広めて日本茶を普及させるのが目的です。ワインでいえば「ソムリエ」といったところです。

漫才はまったくの素人の2人がコンビを結成したのは、わけがあります。急須で入れる日本茶はペットボトルのお茶に押されぎみ。立山さんの地元、人吉市の中学校が行ったアンケートでも半数以上がペットボトルのお茶を買うと答えています。

日本茶危うし、危機感を持つ立山さんらは学校で、おいしい日本茶を味わうための授業をしたり、日本茶のPRをしたりと、八面六臂の大活躍。日本茶ファンを増やすためにステージに立つ立山さんらの「カテキンズ」を取材しました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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