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2008年11月 3日 (月)

カテキンズが行く

熊本放送 ラジオ編成制作部 北口 瑠美子

熊本に“カテキンズ”というアマチュアの漫才コンビがいます。立山茂さん(53)と藤原徳門さん(51)。この2人、日本茶インストラクターという肩書きを持つ。

お茶屋のご主人と生産農家です。日本茶インストラクターは全国におよそ3,000人、正しい理解を広めて日本茶を普及させるのが目的です。ワインでいえば「ソムリエ」といったところです。

漫才はまったくの素人の2人がコンビを結成したのは、わけがあります。急須で入れる日本茶はペットボトルのお茶に押されぎみ。立山さんの地元、人吉市の中学校が行ったアンケートでも半数以上がペットボトルのお茶を買うと答えています。

日本茶危うし、危機感を持つ立山さんらは学校で、おいしい日本茶を味わうための授業をしたり、日本茶のPRをしたりと、八面六臂の大活躍。日本茶ファンを増やすためにステージに立つ立山さんらの「カテキンズ」を取材しました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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