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2008年5月26日 (月)

石と向き合う~赤間硯 若き後継者の情熱

山口放送 編制部 村田 俊子

赤間硯は山口県の代表的伝統工芸品ですが、制作者は六人までに減っています。

70代2人、60代2人、50代1人、そし30代の日枝陽一さんです。赤間硯は、原石の切り出しから完成品まで一貫して行います。原石の切り出しの資格を持っているのは日枝親子のみです。

しかし、日枝陽一さんには、唯一人の30代の後継者という悲壮感はありません。もの言わぬ石の声を聞き取りながら制作に励む陽一さんの静かな情熱を伝えたいと思いました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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