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2006年11月27日 (月)

鬼ヶ島のくらし

西日本放送 ラジオセンター 白井 美由紀

香川県高松市。沖合い約4キロ。穏やかな瀬戸の海に浮かぶ小さな島。「鬼ヶ島」とも呼ばれる女木島。

高松港からフェリーで20分のこの島に着くと、まず出迎えてくれるのが「オーテ」と呼ばれる特徴的な石垣。女木島の家はこの「オーテ」に屋根まですっぽりと覆われています。

これは女木島の、しかも港周辺にだけ吹くめずらしい季節風「オトシ」から家を守るもの。島の生活に、時として大きな打撃を与えますが、島の人々は明るく元気に暮らしています。

高岸さんは、この「オトシ」の記録をはじめ島の歴史に関する実に様々な、写真や資料を取材時に見せてくれました。

昔の印鑑証明、50年前の写真…、中にはこの島への嫁入りをテーマにしたと言われる「瀬戸の花嫁」を歌った小柳ルミ子さんと、この歌のモデルになったご家族との写真もありました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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