« 2004年9月 | メイン | 2004年11月 »

2004年10月

2004年10月25日 (月)

守れ! 四万十のアユ

高知放送 ラジオ編成制作部 笹岡 高志

最後の清流と呼ばれる四万十川(高知県)の天然アユに、赤信号がともりました。

特に昨年、今年の不漁は極端で、危機感を募らせています。その周辺を取材しました。

あまりにも豊かであった自然の惠み。アユの漁獲高日本一であった四万十川は、その後、その地位を放流アユが主体の長良川などに奪われました。

今回のアユ回復運動は、正に自然(アユ)が相手。息の長い取り組みが必要となるはずです。地元局として今後も四万十の動きに注意し、全国発信もしたいと考えています。

2004年10月18日 (月)

砂川学習館と子供たち

青森放送 ラジオ報道制作部 三浦 明子

青森県北津軽郡西目屋村は白神山地の玄関口に位置し、人口約2000人の小さな山あいの村です。

ここに小学生を対象にした体験学習を行う砂川学習館があります。地域の老人クラブの人たちに支えられ、子供たちはノコギリを使って木を切る体験、ワラ細工を利用してワラの座布団作りなど学習館のスタッフと一緒に自然の中で自ら体験することで自然の大切さも学んでいます。

世界遺産に登録された白神山地の麓で、自然の中で、生き生きと体験活動をする子供たち、それを支えるお年寄りの交流を描きました。これは人間遺産です。

2004年10月11日 (月)

一流プロ野球選手を支える養老のバット作り名人

東海ラジオ 報道部 アナウンス課 安蒜 豊三・佐藤 友香

メジャーリーガー、松井秀喜、イチローをはじめ元中日ドラゴンズ、高木守道、谷沢健一、落合博満など、現役・歴代の一流プロ野球選手のバットを手がけているプロバットマイスター、久保田五十一さんにスポットを当てる。

久保田さんは現在61才、この道45年。岐阜県養老町にあるミズノ養老工場で各選手に合ったカムタムメイドのバットを作り続けている。

久保田さんのバット作りにかける思い、選手の信頼を得るに至った、これまでの経緯などを通して、現在の名工、久保田五十一氏の人間像にせまります。

養老工場の作業場におじゃまして、実際の作業を見せていただきながらお話をうかがいました。頑固な職人のイメージではなく、とても穏やかでお話好きな方。

「一流の選手は皆、謙虚」と語る久保田さん自身も、忙しい中、謙虚に丁寧に取材を受けてくださいました。
 
また、健康維持や手のお手入れにも気を使っていて、キレイな手がとても印象的。そんな所からも自分の仕事に大きな責任と誇りを持っているのがうかがえました。

ろくろでバットを削っている音もお楽しみ下さい。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

ブログ powered by TypePad