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2004年2月16日 (月)

モンペオバサンのストーヴ列車

青森放送 ラジオ報道制作部 藤田 晴央

津軽平野の北にある五所川原市から、さらに北へ津軽中里駅まで走っている津軽鉄道には、冬になると“ストーヴ列車”が走る。ダルマストーヴが社内を暖めているのである。

この雪国の風情を求め、関西や九州から観光客がたくさん訪れる。こうした遠来の客に対して、ボランティアでガイドをつとめているのが、地元の主婦、原慶子さん。

モンヘをはいてのサービスに、“モンペオバサン”の愛称が定着。赤字鉄道には対応できる従業員がいないため、モンペオバサンは、沿線の解説はもとより、津軽弁について教えたり、地酒を配ったり、大忙し。

1月、2月、3月は殆ど毎日乗って、ストーヴ同様、ゴォゴォと燃えている。リスナーには、この“ストーヴ列車”に乗った気分になってもらえたら、というのが制作意図である。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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