明日に伝えるおどりの心 今日もどこかでおはやしが
東海ラジオ放送 報道制作局報道部 早川 佳樹 ほか
岐阜県の「郡上おどり」は、全国の代表的民謡として継承される国の重要無形民俗文化財である。
400年余り踊り続けられ、毎年7月から9月にかけて、ほぼ毎晩行われる。全国から多くの観光客が訪れるが、見る踊りでなく、一緒になって楽しむものだ。その背景には、先祖が大切に守り育ててきたおどりを、後世に伝えていこうとする、町の人々の努力がある。
すでに、今年の夏に向けて準備が始まっている町、郡上の人々のおどりへの「想い」を探った。
「郡上おどり」は、伊勢音頭や白山信仰など各地の伝統を上手く取り入れてきたことで、伝統が築き上げられたが、一方では全国から人が集まるために古来のおどりが正しく継承されないのでは、と危惧する声もある。
また、取材日の1月20日ちょうどこの日、冬の風物詩「鯉のぼりの寒ざらし」が八幡町内、吉田川で行われた。
水温は5度。しかし、これでも例年に比べると比較的暖かい日だった。