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2003年11月

2003年11月24日 (月)

らっくり 瞽女唄

新潟放送 ラジオ制作部 高橋 京子

瞽女唄の魅力を後世に伝えようと、越後瞽女、小林ハルさん(103才胎内やすらぎの家在住)に師事し瞽女唄の伝承に努めた竹下玲子さんの「瞽女唄教室」に9年前に入門、現在6人で活動中の新潟市の金子真由さん(49才)は、2年前から新潟市を中心に単独で「らっくり瞽女唄」の活動をしている。

11月8日、旭稲荷神社を会場に、町内会の人々に呼ばれた金子さんは、和気あいあいとしたムードの中、瞽女さんの話や唄の説明をしながら、門付け唄や祭文松坂葛の葉子別れの段その3段を披露した。

始まる前、10人位かな?といっていた金子さんのもとには、なんと40代から92才の男女17人が集い、なつかしさのあまり涙する人もいた。

瞽女唄は親子の愛情や心のひだを題材にするものが多く、心がすさむ事件が多い現代に瞽女唄の魅力とそれを伝えたいという金子さんの思いが感じられた。

2003年11月17日 (月)

沖縄ボーリングカルチャー

琉球放送 ラジオ制作部 狩俣 倫太郎

ボクシングやゴルフなど何かとスポーツがさかんな沖縄。実はボーリングもかなり人気が高いスポーツという事実がある。

平成13年のデータで言うと県民1人あたり、年間ボーリングのゲーム回数が4.1ゲームこれは全国平均の1.7ゲームの2倍以上です。

この数字に着目して、何故こんなにボーリングが人気なのかを沖縄人の気質や、アメリカ統治下の様子なども含めながら紹介する。

これは沖縄の新しいカルチャーと言っていいでしょう。

2003年11月10日 (月)

受け継がれるワイン文化

山梨放送 編成局ラジオ制作部 依田 司

1870年日本で初めてワインの醸造が山梨で行われました。その歴史の中、古くから農家が共同でワイナリーを運営する協同組合(ブロック)が多く組織されましたが、近年減少しています。

この風物誌はなくなりかけたワイナリーを引き継いだ若い醸造家夫婦のお話です。地域に残るワイン文化を残しながら自分たちのワインを目指します。

私は山梨県に生まれ育ちましたが、取材を通し、甲府盆地東部、勝沼を中心とするワイン文化の根強さをあらためて知りました。
また発酵音にも驚きました。

2003年11月 3日 (月)

自宅の庭に建てた郷土芸能伝承館

IBC岩手放送 報道制作局制作部 関野 俊彦

東北5大まつりのひとつ「盛岡さんさ踊り」は、毎年8月1日から3日間、5000の太鼓、700本の笛、37000人の踊り手が盛岡市中央通をパレードします。

このさんさ踊りの笛や太鼓をはじめとした郷土芸能を子供たちに親しんでもらおうと、自宅の隣に郷土芸能の稽古場を建ててしまった学校の先生がいます。

岩手県紫波郡矢巾町の遊佐齊(ゆさひとし)さんで、建物の名前は「郷土芸能伝承館さんさの館」と呼びます。
 
遊佐さんの熱心な指導風景をお送りします。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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