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2003年11月24日 (月)

らっくり 瞽女唄

新潟放送 ラジオ制作部 高橋 京子

瞽女唄の魅力を後世に伝えようと、越後瞽女、小林ハルさん(103才胎内やすらぎの家在住)に師事し瞽女唄の伝承に努めた竹下玲子さんの「瞽女唄教室」に9年前に入門、現在6人で活動中の新潟市の金子真由さん(49才)は、2年前から新潟市を中心に単独で「らっくり瞽女唄」の活動をしている。

11月8日、旭稲荷神社を会場に、町内会の人々に呼ばれた金子さんは、和気あいあいとしたムードの中、瞽女さんの話や唄の説明をしながら、門付け唄や祭文松坂葛の葉子別れの段その3段を披露した。

始まる前、10人位かな?といっていた金子さんのもとには、なんと40代から92才の男女17人が集い、なつかしさのあまり涙する人もいた。

瞽女唄は親子の愛情や心のひだを題材にするものが多く、心がすさむ事件が多い現代に瞽女唄の魅力とそれを伝えたいという金子さんの思いが感じられた。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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