夏を詠む音・三十一文字
信越放送 ラジオ局制作部 西沢 修
四季の移り変わりに富む日本ではその時季、時季の音があり、これまでにも多くの風物誌が人々の耳を楽しませてきました。
今回、制作を担当することになった夏のこの時期も、涼しげな音や、暑さを伝える音など沢山あるのですが、そうした夏のモチーフを詠み込んで歌う「短歌教室」も、立派な「季節の音」なのではないか?
そう思ってマイクを携えてお邪魔してきた次第です。参加者たちが短歌の三十一文字に託して歌い上げた夏への思いは、それそのものが季節の宴として、地元の風物誌になりつつあるようです。