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2003年8月25日 (月)

新北上川のヨシ原と共に生きる

東北放送 ラジオ局制作部 長瀬 直之

宮城県南三陸国定公園の北に位置する追波(おっぱ)湾、その北上町と河北町にはさまれた新北上町の河口から、上流およそ10Kmほどの河辺には、日本でも有数のヨシ原が広がっています。

この土地に生まれ育った熊谷貞好さんは、このヨシ原と共に生きてきました。ヨシを材料に屋根をふく仕事を続けて今年55年。

年々縮小してゆくヨシ原を憂いながらも、このヨシ原を後世に何とか残したいという思いが彼を動かします。

水の浄化作用もあるといわれるヨシ原が、今後も人々の生活を支え、川に生きる生き物の安住の地となることを願いながら、彼は日々暮らします。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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