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2003年6月 2日 (月)

ヒゲロクさんの紙芝居

中国放送 ラジオ制作部 瀬尾 奈月

広島県の三原市には、今も、拍子木を打ち鳴らしながらやってくる“紙芝居のおじさん”がいます。録田健次(ろくたけんじ)さん、通称ロクさんです。

ロクさんは、長年の会社勤めを辞め、脳出血で左半身不随になった妻、公枝(きみえ)さんの介護をしながら、本格的な紙芝居師として、街頭へ出ています。

ロクさんの紙芝居にかける思いを、いきいきとした子供たちや、懐かしそうに見守る大人たちの様子とともに描きました。

だれにでも優しくて温かいロクさんの人間味と、情熱を伝えたいと思いました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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