ヒゲロクさんの紙芝居
中国放送 ラジオ制作部 瀬尾 奈月
広島県の三原市には、今も、拍子木を打ち鳴らしながらやってくる“紙芝居のおじさん”がいます。録田健次(ろくたけんじ)さん、通称ロクさんです。
ロクさんは、長年の会社勤めを辞め、脳出血で左半身不随になった妻、公枝(きみえ)さんの介護をしながら、本格的な紙芝居師として、街頭へ出ています。
ロクさんの紙芝居にかける思いを、いきいきとした子供たちや、懐かしそうに見守る大人たちの様子とともに描きました。
だれにでも優しくて温かいロクさんの人間味と、情熱を伝えたいと思いました。