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2003年6月 9日 (月)

銘鶯引仮名口(めいおうひきかなぐち)

東海ラジオ放送 報道部アナウンス課 山崎 聡子

『銘鶯』とは、ウグイスに独特の鳴き方を覚えさせ、その優劣を競う文化のことです。
約1300年の歴史をもち、かっては全国に15種類もの鳴き方があった、この銘鶯が、今、絶滅の危機にあります。現在は愛知県安城市に「引仮名口」が残るのみ。

この伝統を守るため、ウグイスの人工孵化に取り組む深津鉞郎さんにスポットをあてました。
現在のところ成功まで90%のところにきているそうです。なんとか成功させ、伝統を残して欲しいと思います。

ちなみに番組の中で使用した、すでに絶滅している関東の鳴き方「文字口」の入ったカセットテープは、好事家の間では100万円ほどの値で取引されているらしい…。貴重なテープをお借りすることが出来ました。

半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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