大道芸人に出会える街
文化放送 報道部 植松 敬子
今、東京の街では週末ともなると多くの大道芸人たちが姿を見せ、人々を楽しませています。
「大道芸人を大都市の魅力」にしようと東京とは今年8月、優秀な大道芸人にライセンスを与え、公園や地下鉄の駅などの公共スペースを彼らの舞台として提供する「ヘブンアーチスト制度」を導入、大規模なオーデションを行って154組にライセンスを与えたのです。
これまで公共の場所で芸をするには、その都度、警察やジ自治体に許可をもらわなければなりませんでしたが、通行の邪魔になるとか、周辺に迷惑がかかるなどの理由で、その許可はなかなか下りませんでした。
このため大道芸人たちは肩身の狭い思いをしながら、誰かに注意されるまでの間、芸を披露していたのです。
でもヘブンアーチスト制度によって状況は一変しました。ライセンスを取得した大道芸人たちは指定された都内20ヶ所のスペースで、堂々とパフォーマンスが出来るようになったのです。
ぶらっと公園を散歩していて、また何気なく地下鉄の駅を歩いていて、思いがけず楽しい芸を見られるってとっても良いものだなぁと感じました。そんな“ふと歩いていると大道芸人と遭遇する”東京の街の雰囲気が伝わればと思っています。