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2025年11月10日 (月)

地下鉄のさえずり

2025年10月13日~2025年10月19日
北海道放送 オーディオビジネス局 編成制作部 (株)カトエムシー加藤 丈晴

※2025年度録音風物誌番組コンクール最優秀賞受賞作品(再放送)

【番組概要】
北海道には1971年・昭和46年に開通した日本で4番目にできた地下鉄があります。札幌の地下鉄が開業したのは、1972年に開催された札幌オリンピックの2カ月前、1971年12月16日です。じつは札幌の地下鉄の車輪はゴムタイヤを採用していて、これは日本で唯一で【札幌方式】と呼ばれることもあります。そのため通常の電車とは異なる仕組みがあり、そこから札幌の地下鉄ならではの音も鳴ります。地下鉄開業に奮闘した元職員、そして現役職員の声とともに札幌の地下鉄の歴史と【さえずり】をお送りします。

【制作意図】
鉄道好きの方にはもうおなじみかと思われますが、札幌の地下鉄はカーブなどで独特な音がします。札幌市民の中にはそれは日常なので気づいていない方もいますが、気づいた方は「鳥のさえずりのようだ」と言うこともあります。半世紀以上にわたってなり続けてきた札幌の音をお聴きいただきたいと思いました。

【制作後記】
登場する若原嗣男さん(元札幌市技術職員)は、札幌の地下鉄開業について「とにかく、(あの環境で)よくできたなと思う」という言葉を何度も口にしていました。はじめてのことでほぼ誰もわからない中、東京・大阪で地下鉄工事に携わった各大手建設会社のエース級のスタッフに教えを請い、地元住民ほか関係各所の協力もあって開業にこぎつけた、と。とにかく工期を決めていたのでそれに向かって必死に頑張ったそうです。新たな輸送手段を作るという目的はもちろん「オリンピックまでに!」を合言葉にみなさん突き進んだそうです。 ところであなただったら、あの地下鉄の音を聴いてなんと表現しますか?

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半世紀以上の歴史を持つ録音構成番組。全国の放送局がその土地ならではの風俗をそこでしか聞くことのできない音とともに紹介します。

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