人と糸が紡ぎ織りなす伝統と未来
2025年7月21日~2025年7月27日
KBS京都 ラジオ局編成制作部 森俊輔
【番組概要】
京都を代表する伝統工芸の西陣織、その中でも「金襴」と呼ばれる織物を題材に、100年以上にわたり「金襴」に携わる西陣岡本の皆さんへのインタビューと機織りの音を通して、西陣織の発展から危機感といった現状そしてその先の未来へを表現しました。
【制作意図】
以前は周辺地域を歩いているとどこかしらから機織りの音が聞こえるのがあたりまでしたが、ここ数年でそのような光景も少なくなっていると感じます。そしてどこの伝統工芸もそうですが後継者不足というのが問題になっています。
取材をしていくうちに、織りではなく機械の整備や素材の調達といったそれ以前に関わる方々の危機という、イメージしていなかったそれ以前のことへの危機をより感じましたので、そこを伝えることをメインに制作しました。
【制作後記】
取材を通して、感じたのが岡本の皆さんのどうにかしたいという気持ちです。
織機の中の、そんな部分まで専門にしている職人さんがいるのかと驚きました。
西陣織の過渡期だと感じる今、この放送を通じてたくさんの人に魅力と現状を知っていただきたいと思います。
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