朝市の活気をチカラに~農家の朝定食350円~
2024年1月15日~2024年1月21日放送
IBC岩手放送 ラジオ放送部 照井達也
【番組概要】
岩手県盛岡市の神子田朝市で、昨年の秋から定食屋を始めた、専業農家の井上千嘉良(チカラ)さん34歳。基本メニューは、納豆定食とたまご定食で、値段は350円。農家だからこそ出せる価格だが、千嘉良さんは思った以上の反響で驚いている。今では、お客さんの要望もありメニューは10種類ほどに。「市場でのお客さんとのやり取りが、何よりの活力。売れない時も頑張れる」と、これまでの朝市に新しいものを取り入れつつ、更に盛り上げていきたいと、千嘉良さんは意気込む。
【政策意図】
昭和43年から始まった歴史ある朝市が、衰退の一途をたどる中、数年前から若い世代の組合員が活動しはじめ、再び活気を取り戻してきた。その朝市の賑わいと、その中で頑張る姿を伝えられれば、と思い制作しました。
【制作後記】
取材した井上農園は、明治時代から続く専業農家で、82歳の武男さんは井上農園の3代目、今回放送に出ませんが、武男さんの娘である明美さんが4代目。武男さんの孫の千嘉良さんは5代目と、3世代が揃う農家です。3人とも農業への情熱を持ち、話すと大変ユニークなお人柄。そのユニークさが今回、存分にお伝え出来なかったのがもったいないところです。
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