スティールパン~ドラム缶で奏でるメロディー~
2023年12月25日~2023年12月31日放送
ラジオ関西 コンテンツ・ニュース部 春名優輝
【番組概要】
1995年1月17日に起きた、阪神・淡路大震災の被災地・兵庫県神戸市。大きな火災がいくつも発生し、まちの姿は大きく変わってしまった「長田区」を盛り上げようと、震災から7年目の春に活動を始めたスティールパンバンド「ファンタスティックス」。スティールパンとは、カリブ海に浮かぶトリニダード・トバゴ発祥の、ドラム缶から作られた打楽器。日本ではまだまだマイナーな存在のスティールパン。バンドのメンバーはなぜ、どのような思いで演奏しているのか、取材しました。
【制作意図】
実は、私がスティールパンの演奏を初めて聞いたのは、ほんの2か月前のこと。その透き通っていて力強い、独特な音色を聞いて元気をもらい、とりこになりました。奏者とスティールパンとの出会いや、演奏にかける思いを聞くのはもちろんのこと、「自分の手で叩いてみたい、その音を録ってみたい」と思い増した。演奏を聞いたことのない人に、その雰囲気が少しでも伝われば、と制作しました。
【制作後記】
「マイク一本で録る」という、ラジオの原点を再確認しようと制作にとりかかり、何度もバンドの練習にお邪魔しました。金属製の打楽器を大人数で演奏するため、室内で音が想像以上に広がり、その収録には多くの工夫が必要でした。嫌な顔一つせず、楽しみながら収録に付き合ってくれたメンバーの皆さんには感謝しています。私が生で聞いたときに感じた、不思議とエネルギーがわいてくる感覚が伝わればうれしいです。
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