SDGsの最先端!?札幌市時計台のアンビシャス!
2021年5月31日~2021年6月6日放送
北海道放送 オーディオビジネス局 編成制作部 山根あゆみ
【番組概要】
今年になって、日本国内での取り組みや紹介が活発化している「SDGs」。
みなさんご存知!北海道を代表する観光名所「札幌市時計台」も、SDGsに賛同し、この4月から新たな取り組みを始めました。一方で、背の高い商業ビルに囲まれた札幌市中心部にある「札幌市時計台」は、「日本三大がっかり名所」と言われていますが…がっかりなんてとんでもない!
実は、「今」も「昔」も、SDGsの最先端を行く観光名所だったのです。
【制作意図】
「SDGs」は日本語で「持続可能な開発目標」。17分野の課題があるうち、札幌市時計台は、「7番 エネルギーをクリーンに。そしてみんなに。」という視点から、館内全ての電力を、太陽光・地熱・風力など自然由来の再生可能エネルギーに切り替えました。驚くべきは、札幌市時計台がこのSDGsの取り組みを、建設された明治時代から行っていたこと!140年以上の歴史を持つ世界的に珍しい「機械式の塔時計」は、電気も電池も使わずに動く時計だったのです。では、いったいどのような仕組みで動いているのでしょうか?札幌市時計台を守り続ける、誇り高き「時計台保守」の仕事内容にも注目です。
【制作後記】
北海道にまん延防止等重点措置や緊急事態宣言が発令される前に、札幌市時計台への取材、2階ホールで行われた無観客配信オペラコンサートの録音をさせていただきました。コンサート録音前に、私はもちろん、コンサートスタッフ全員PCR検査をし、全員陰性であることを確認して集まりました。自分たちの身の安全を証明するためであることはもちろんですが、万が一の時に「札幌市時計台で陽性者」という発信がされてほしくない、という思いも皆ありました。札幌市時計台が、地元に愛されている観光名所であることを実感しつつ、時代を牽引するその魅力を知ることができ、道民として誇らしく思いました。
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