令和につなぐ新年の舞い
2020年3月2日~2020年3月8日放送
四国放送 ラジオ編成制作部 三浦審也
【番組概要】
霊峰・剣山を望む徳島県つるぎ町の伝統芸能「天の岩戸神楽」は、毎年1月1日の午前0時に、町内の松尾神社で奉納されます。神楽は世代交代の時期を迎えていて、舞台で踊るメンバーは今年から30~40代の若手に代替わりしました。令和に受け継がれる伝統の舞いを紹介します。
【制作意図】
過疎化や少子高齢化で伝統文化の継承が難しくなっている中、つるぎ町の天の岩戸神楽は若返りがうまくいっているケースと言えるでしょう。ストリートダンスの経験者が神楽のメンバーに加わるなど、新しい風が起きているのを感じます。令和最初の元日から活気あふれる元気なつるぎ町をお届けしたいと思います。
【制作後記】
「伝統芸能=古くさい」という考え方自体が、既に前時代的なのかもしれません。若い世代や子供たちは、もっとフラットに捉えているようです。新しい年の始まりを告げる神楽は、令和の時代も受け継がれていくことでしょう。
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